2017/06/25

北陸新幹線 京都府南部ルートセミナーに参加して

6月24日(土)

 京都リサーチパークのバズホールで京都府と北陸新幹線京都府南部ルート誘致促進同盟会主催で行なわれたセミナーに行ってきました。個人としてインターネットで申し込みをし、定員300人の一人としてです。
 26日には一般質問を控えていたので、最初にこのセミナーのことを知った時には行く気はありませんでした。ところが私の出身の高岡市の副市長が「北陸新幹線とまちづくり」と題した講演を行うと知って、聞きに行こうと思い立って申し込みをしました。


 私は故郷の高岡には老いた父が一人で住んでいます。仕事柄そう頻繁に帰郷もできないのですが、高岡に帰ると新幹線が通る前後の高岡駅周辺の変わりようを見て、「昔と違って、夢の新幹線ではなく、住民いじめの新幹線」なのではと常から感じていた私はぜひ村田 芳朗副市長の考えを聞きたいと思いました。
新幹線開通当日とその後の高岡市

 最初に講演した国土交通省の水島 智鉄道局次長はいかにきちんと判断して南部ルートに決まったか、と言うような話し振りでした。最近の文科省の「特区の決め方が不透明なのではないか」と国民の疑問を意識しているのかなとも思えましたが。
 次の東京女子大の竹内 健蔵経済学教授は「何事にも経済効果の地域移転があり、経済波及効果を引っ張ってくるのには開業後の自治体の努力が重要」と少し厳しい意見でした。竹内教授は本題に入る前に「現場を知らない自分が、あくまでも経済学の観点から話をさせてもらうので、少しキツい言い方になるかも知れませんが」と断り、それでも気にしてか何度も「現場を知らないもの(自分)」と言っていました。しかし、指摘する内容は至極もっともな話でした。
 高岡市の村田副市長は、開通後の乗降客獲得にいろいろな努力をしていることがわかる話で、昨年度は補正予算で4千万円、今年度当初予算に利用促進のために1億円を組んだとか…。
高岡市の名勝地の一つ、雨晴海岸の義経社

私の母校、高岡市立定塚小学校

 富山県は持ち家率や自動車所有率が全国でも1位2位の県です。それでも主要な場所には電車やバスがある程度走っています。高岡市内には県立高校が8校、市立高校が3校あり、学生たちは市内外からも通学に電車・バスを使って通学しています。それが新幹線のために、新高岡駅と高岡駅を結ぶシャトルバス運行にともない路線バスの縮小や、もとのJRが第三セクターになり本数が減り運賃が値上げされたことなど交通弱者に影響を与えています。
 村田副市長は各駅停車の新幹線ではなく、最速タイプの「かがやき」の運行を強く望んでいましたが、富山駅から新幹線で8分ほどの距離にわざわざ「かがやき」を停車させるには一日500人の乗車増が必要だそうです。東京方面からは金沢のほぼ一人勝ち状態。関西からはサンダーバードが金沢止まりになり、高岡へは昔より遠く(時間がかるように)なりました。高岡市としては、北陸新幹線の新大阪までのルートは「一刻も早く」と願っています。
 少子化が進む日本で、利用促進に昨年は4千万、今年は1億。さて来年はいったいいくら必要になるのでしょうか?




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